長野県加工状況調査 平成29年8月31日(木)

長野県千曲市に本社を置く、寿高原食品(株)

大正8年創業の国内最古参の加工工場

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 明治以降に更科地区で導入が進んだアンズジャムを製造したのが始まりで、夏場でアンズの加工が終わると仕事が無くなることから、従業員を出稼ぎさせたと言う。  その出稼ぎ先が青森県黒石市。大正13年には黒石の醸造所を借りてりんごジャムやジュースの製造を始めたという。(青森県のりんご加工の原点は長野県にあった。)

8-1 黒石市御幸公園にて

 現在の寿高原食品では果物果汁やプレザーブ、ピューレ、ゼリー等を製造販売している。 原材料の仕入れは国産の90%が長野県産で10%は青森県と山形県のものを仕入れている。また一部は中国産の加工品も入っている。

 りんごの加工の内、7000㌧(85%)がジュースで1000㌧(15%)が業務用加工。  業務加工の内300㌧がプレザーブ、350㌧がピューレ、350㌧が缶詰だとしている。 業務用加工が今後伸びる可能性は持っているが、原料原産地表示には食品中の最も内容量が多いもののみの表示となっているため、業者によってはりんご加工品の表示をしないように手御加える可能性もあるとし、中国産加工の同行にも注視して進めるよう注意を促された。